「中立・独立の専門家集団に」イコモス新会長河野教授

2017/12/28 16:13
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国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関で、世界文化遺産の登録審査を担う国際記念物遺跡会議(イコモス)の会長に日本人で初めて就任した河野俊行九州大大学院教授(59)は28日、福岡市内で記者会見し「(組織の)中立性と専門性をきちんと維持していく」と抱負を述べた。

イコモス会長に就任し、記者会見する河野俊行九大大学院教授(28日、福岡市東区)

今月14日に就任し、任期は3年。河野教授はトランプ米大統領のユネスコ脱退表明などに触れ「最近のユネスコは残念なことが続いている」と指摘した上で「イコモスは政府がメンバーではない専門家集団で、極めて民主的に運営されている」と強調。「政治的な中立性と独立性は世界遺産ブランドのよりどころだ」と述べた。

世界文化遺産の登録数が800を超える中、審査を厳格化すべきだとの声があることには「難しい案件が増えているのは事実。ただ基準をきつくするとか弱めるとかは考えていない」とした。

福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が、イコモスの一部除外勧告を覆す形で一括登録されたことについては「勧告が覆る事態は残念。イコモスと推薦者側の対話期間がもう少しあれば、イコモスも前向きな勧告を出せたのでは」と話した。

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