2018年2月19日(月)

盛岡市、SNS発信を強化 若い女性の発想生かす

北海道・東北
2017/12/28 22:00
保存
共有
印刷
その他

 盛岡市は交流サイト(SNS)での情報発信を強化する。フェイスブックで外国人のフォロワーが350万人以上いるサイトと協定を結んで観光情報を掲載。1月の成人式では撮影用のスペースやグッズを用意し、インスタグラムで広めたくなる雰囲気づくりをめざす。いずれも街おこしに活躍しようとUターンしてきた若い女性の発想を生かした試みだ。

「Japan OLD」のサイトに掲載された「岩手銀行赤レンガ館」の投稿

手づくりの撮影用グッズを手にする石井結莉さん(左)と佐々木寛子さん

 フェイスブックでの発信はメディア運営のDMoX(東京・渋谷)と連携して行う。同社のサイト「Japan OLD」のフォロワーは東南アジアの18~34歳が75%を占めるという。協定により、日本語と英語の観光情報を2018年10月まで無料で掲載できる。市の公式サイトもあるが、英語での発信は初めて。

 第1弾は「東京駅のお兄ちゃん、岩手銀行赤レンガ館。」。明治~大正時代に活躍した建築家、辰野金吾が設計した同館を、今年市が初めて採用した地域おこし協力隊の佐々木寛子さん(33)が撮影した。佐々木さんは「東京駅は訪日外国人にも人気。同じ辰野金吾が設計した建物が盛岡にもあることをアピールした」と話す。今後も同隊の石井結莉さん(27)とともに「盛岡らしさ」にこだわって発信する。

 1月7日に行われる成人式で撮影用グッズを用意するのも2人のアイデアだ。「いい写真を撮りたくても、撮影場所がなかった」という思い出が出発点。「Like盛岡」や「祝●(ハートマーク)成人式」などの文字を書いたグッズ約50個を手づくりしている。新成人と同じ数の2790羽の折り鶴を使った飾りも用意し、撮影で自由に使ってもらう。

 2人はSNS上に盛岡の情報が極めて少ないことに注目。インスタグラムで調べると、「#morioka」は約8万4000件で東北6県の県庁所在地では最下位。最も多い「#akita」は約145万2000件で、約17倍の差がある。

 佐々木さんは「若者はインスタのハッシュタグ(検索用の共通キーワード)で情報収集する」と指摘。石井さんは「新成人が使いたくなるものをつくった」と話す。

 市都市戦略室は「これまで若者の発想でSNSを活用できていなかった。今後も続けていきたい」としている。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報