2019年4月20日(土)

三菱マテ「シェアを優先」 子会社社長ら報酬返上
品質不正中間報告

2017/12/28 13:47
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三菱マテリアルは28日、品質データ改ざんがあったグループ2社について社外取締役らで構成する特別調査委員会の中間報告を公表した。三菱伸銅の不正について「後発参入企業としてシェア拡大を優先した可能性がある」などと指摘。同社社長の報酬返上など経営陣を社内処分する。

記者会見する三菱マテリアルの竹内社長(右から2人目)ら(28日午後、東京都千代田区)

記者会見する三菱マテリアルの竹内社長(右から2人目)ら(28日午後、東京都千代田区)

同日、都内で会見した三菱マテの竹内章社長は「関係各位に多大な迷惑をかけおわび申し上げる」とあらためて陳謝した。

三菱マテグループは11月に子会社の三菱電線工業、三菱伸銅、三菱アルミニウムの3社でデータ改ざんがあったことを明らかにしている。三菱伸銅の処分は堀和雅社長が1月分の報酬30%返上、岩野功副社長が同20%返上。品質保証に携わっていた取締役常務執行役員など3人が31日付で辞任する。

三菱伸銅は車端子や電子機器に使用される銅製品の硬さや引っ張り強度のデータを改ざんしていた。生産工場である若松製作所(福島県会津若松市)で「不適切行為が半ば公然と行われてきた」「監査手続きが形骸化しており、実質的なチェック機能を果たしていなかった」などと指摘。「過去に品質保証部長の地位にあった者の責任は重い」と断じた。

一方、三菱電線は航空機などに使われ、油や水の漏れなどを防ぐ「シール材」で検査データを改ざん。1990年代には検査の一部未実施などの不正があったと指摘した。これまでの調査で「前社長は改ざんを認識していた」ことも分かっている。ただ、報告内容のなかで「非常に深刻な内容を含んでいる」として最終的な結論を留保した。

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