ミクシィ子会社捜索 チケット不正転売助長か
京都府警
チケット転売サイト「チケットキャンプ」での不正転売事件の関係先として、京都府警が交流サイト大手ミクシィの子会社、フンザ(東京・渋谷)を電子計算機使用詐欺容疑で家宅捜索していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。同社は兵庫県警からも商標法違反などの疑いで捜索されており、ミクシィはチケットキャンプの事業を来年5月末に終了すると発表していた。
捜査関係者によると、フンザは売上額の高い出品者に対して転売時の手数料を無料にしており、府警はこうした優遇措置を受けた業者の不正転売が助長された可能性があるとみて調べている。
府警は11月30日、チケットキャンプ上で転売を繰り返していたとして大阪市の業者を同容疑で家宅捜索した。業者はアイドルグループのファンクラブのサイトで、転売目的でコンサートチケットを大量に購入し、だまし取った疑いが持たれている。
業者はチケットキャンプを使い、定価の約10倍の価格で転売したこともあり、府警は業者が2年間で数十億円を売り上げたとみている。〔共同〕
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