2018年7月16日(月)

日産、11月の国内生産42%減 無資格検査が響く

2017/12/27 14:45
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 日産自動車が27日発表した11月の国内生産台数は前年同月比42.9%減の5万9227台だった。無資格検査問題の影響で11月上旬まで約3週間、国内全6工場で国内向けの生産と出荷を停止したことが背景。前年実績を割り込むのは2カ月連続。再開後も生産スピードは落としたままで、正常化は2018年3月末までかかる見通しだ。

日産は無資格検査問題の影響で11月上旬まで約3週間、国内全6工場で国内向けの生産と出荷を停止した

 日産は完成検査工程を柵で囲って有資格者しか立ち入れないようにするなど再発防止策の導入を終え、17年11月8日までに国内全6工場で国内向け車両の生産と出荷を再開した。ただ、従業員らが規定通りの作業に習熟するまで、生産スピードを落としている。

 国内向けと同じラインで生産している輸出車にも影響が出ており、11月の日本からの輸出台数は21.3%減の5万678台と6カ月ぶりに前年実績を下回った。

 日産の国内工場で資格を持たない従業員が出荷前の完成検査に携わっていた問題は、9月中旬の国土交通省の立ち入り検査で発覚した。日産は9月20日までに再発防止策の導入を終えたと発表したものの、その後も不正が続いたことから全6工場で国内向けの生産・出荷停止に追い込まれた。

 日産は国内各工場の生産スピードが計画通りの水準に戻るには、18年3月末までかかるとしている。取引先の部品メーカーには17年度下期の国内生産計画を従来計画より15%少ない51万台前後に修正したと伝えている。

(白石武志)

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