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20歳以下のキャリア支援で提携 VAZとスカイランド

動画共有サイトへの投稿で収入を得る「ユーチューバー」のマネジメント事務所大手、VAZ(バズ、東京・渋谷)と、ベンチャーキャピタル(VC)のスカイランドベンチャーズ(同・同)は27日、資本業務提携したと発表した。共同で20歳以下(U20)のキャリア形成や起業を支援する。VAZは人気ユーチューバーの知名度を使い、高卒など非大卒の学生のキャリア支援をしている。学生らに起業を呼びかけてきたスカイランドから数千万円の出資も受け入れ、若い人材の働き方を多様化する。

VAZの森泰輝社長(中央)とスカイランドベンチャーズの木下慶彦代表パートナー(右)

VAZは2015年7月、森泰輝社長が起業。「ユーチューブ」で収入を得るユーチューバーのマネジメント事務所としてわずか2年あまりで急成長し、今年8月に東証マザーズに上場したUUUM(ウーム)に次ぐ国内2位に位置づける。

事業の多角化の一環で、今年から中卒や高卒、大学中退者らを対象にスマートフォン(スマホ)でキャリア形成を支援する「バズキャリア」をスタートした。ヒカルさんら所属する著名ユーチューバーの知名度を生かしながら就職イベントで集客。大卒資格がない層を「第0新卒」と名付け、求人・インターン情報の提供や就職相談をしている。

一方、スカイランドは25歳以下の起業家に原則投資する方針で、今年からさらに引き下げて20歳以下への投資を開始。約60社投資したうち、投資時点で20歳以下だった起業家の会社は4社ある。

VAZの森泰輝社長は「中卒、高卒の優秀な人材が独立しやすい環境をつくろうとしてきた。スカイランドと組み起業という選択肢も提示できる」という。一方、スカイランドの木下慶彦代表は「共同イベントなどで若い層の起業も含むキャリア支援をしていきたい」と語る。

なお、VAZに所属するヒカルさんは今年8月、個人の価値を評価・売買する「VALU」で売り逃げ騒動を起こし、関わったとされるユーチューバーらとともに活動を自粛した。その後、11月から順次活動を再開している。

森社長はヒカルさん騒動について、「彼らに不正行為をする認識はなく、会社にも説明はなかった。ヒカルはVALUを買い戻しお金は返した。これまで損失が出たという訴えは出ていない」と説明する。また、復帰時期については、過去の他の事務所のユーチューバーがトラブルから1~2カ月で復帰した例を参考にしたという。今後の対策としては、「事前に彼らの活動はチェックし、C2C(個人間取引)はやらないようにしている」と、トラブルを未然に防ぐ仕組みを取り入れたことを明らかにした。

ヒカルさんらは活動再開後の人気への影響が注目されたが、ユーチューブでは閲覧件数上位に入っている。1年を締めくくる競馬の祭典「有馬記念」があった24日にはヒカルさんが馬券を購入する動画が、レースの再生動画2本に次いで閲覧順位で3番に入り、若い層への人気は健在だ。

(企業報道部 加藤貴行)

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