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サッカー次期代表監督、外国人に限定しないで
サッカージャーナリスト 大住良之

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2017/12/29 6:30 (2018/1/4 11:02更新)
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世界から取り残された状況だった日本のサッカーがワールドカップ初出場を果たし、世界に「デビュー」したのは1998年。それから約20年。日本が6回目のワールドカップ出場に臨むのが2018年である。一方、21年に誕生した日本サッカー協会の96年間の歴史で「明治維新」に当たるような大改革が93年のJリーグ誕生だった。18年はそこから四半世紀、25年という区切りの年でもある。日本代表とJリーグを軸に18年の日本サッカーを展望してみたい。

練習を見守るハリルホジッチ監督(奥)。ワールドカップでどんな結果を残せるか=共同

練習を見守るハリルホジッチ監督(奥)。ワールドカップでどんな結果を残せるか=共同

6大会連続のワールドカップ出場は、実は大変な記録である。

イタリアと米国が18年ロシア大会の出場を逃したことで、今回まで6大会以上の連続出場国はわずか8となった。ブラジル(21大会連続出場)、ドイツ(17大会)、アルゼンチン(12大会)、スペイン(11大会)、韓国(9大会)、メキシコ(7大会)が上位6つを占め、日本とイングランドの6大会連続出場が続いている。

日本、まずは1勝が現実的

だがその「輝かしい出場史」のなかで、過去5大会の日本の成績は17戦して4勝4分け9敗、総得点14、総失点22と芳しくない。勝利を記録したのは地元開催の02年大会と10年南アフリカ大会(ともに2勝)の2大会にすぎず、残りの3大会はいずれも無勝利、グループ最下位で終わっている。「これまでの最高がベスト16だったから、今回の目標はベスト8」という人がいるが、まずは1勝を目指すのが現実的ではないだろうか。

ロシア大会では日本はH組に入り、コロンビア、セネガル、ポーランドと対戦する。3試合の目標は2位以内に入って決勝トーナメントに進むことだが、日本のサッカー史を考えれば、1勝して3位なら十分価値がある。

ワールドカップが終わると次期日本代表監督選びが大きな話題になる。従来は基本的に世界の舞台での経験を持つ外国人監督が選ばれてきたが、もちろん外国人に限定すべきではない。私は広島でJリーグ3回優勝という偉業を成し遂げた森保一氏が次期日本代表監督にふさわしいと考えていたが、森保氏は20年東京五輪を目指すチーム(18年はU-21=21歳以下=日本代表)の監督に就任した。18年以後は五輪チームの活動はA代表の活動と期間が重なるため、兼任はできない。

ワールドカップ後には9、10、11月に2試合ずつの日本代表活動予定(いずれも親善試合)があり、9月には札幌と大阪で試合が行われることが決まっている。19年1月(1月5日~2月1日)にはアラブ首長国連邦(UAE)でアジア・カップがあるため、この6試合でチームを固める必要がある。今回もやはり経験豊富な外国人監督を探す以外にないのだろうか。

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