ウーバー、リース事業売却へ 上場へ不採算事業を整理

2017/12/27 5:08
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【シリコンバレー=兼松雄一郎】米ライドシェア最大手のウーバーテクノロジーズが運転手向けの車両リース事業を米車両仲介ベンチャー、フェア・ドットコムに売却することで合意した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が26日、報じた。ウーバーは2年前から運転手確保のために優遇リースを提供しているが、赤字が膨らんでいた。2019年の上場に向けて不採算事業の整理を進める。

運転手向けに優遇リースを提供していた(ウーバーの車両)

ウーバーのリース事業は、同社が運転手の信用を補完して車両をリースする。支払いはライドシェアの収益から天引きする仕組み。米国に来たばかりでローンが組めない移民運転手が支払い実績を積み信用力を高められる。運転手確保が最大の参入障壁であるウーバーにとって戦略的に重要な事業だが、大幅な赤字で売却を余儀なくされた。

ただ、ウーバーはトヨタ自動車、米ゼネラル・モーターズ(GM)、米レンタカー大手のエイビスグループなど他社と組むことで、運転手向けにリースやレンタルなどの金融サービスを充実させてきている。

事業売却は来年初めにも完了する見通し。売却後は審査や車両割り当てをフェアに引き継ぐもよう。ライドシェア向け車両のリースは、運転手が支払いのために長時間走る傾向が強い。走行距離がかさむため売却時の車両価格が下がりがちで、リース事業として収益が出にくい面がある。

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