帝国データバンク金沢支店は北陸3県に本社を置く企業のメインバンクの調査結果をまとめた。10月末時点のシェアは北陸銀行がトップで26.22%を確保し、前年の同時期より0.13ポイント上昇した。2位の北国銀行も19.13%で同0.27ポイント伸ばした。一方、3位以下の地銀や信用金庫はシェアを落とす金融機関が目立ち、上位2行との差が広がった。
帝国データバンクの担当者は「上位行はコンサルティングなど貸し出し以外のサービスを充実させており、これが顧客獲得につながっているのではないか」とみる。貸出金利の低下が続く中、上位行は利ざやが取りにくい大企業向けの貸し出しを絞り、地元中小企業への営業を強化している傾向もみられるという。