新設「上皇職」は65人程度、退位後の両陛下補佐

2017/12/25 20:00
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宮内庁の西村泰彦次長は25日の定例記者会見で、2019年の皇位継承に伴う組織改正の考え方を明らかにした。退位後に「上皇」「上皇后」となる天皇、皇后両陛下を補佐する上皇職に65人程度を想定。新天皇、新皇后を補佐する侍従職は75人程度、皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となる秋篠宮さまのご一家を補佐する皇嗣職は約50人を見込んでいる。

天皇陛下は19年4月30日に退位し、皇太子さまが5月1日に即位される。宮内庁の組織改正は同日付の見通しで、今後関係省庁と調整を進める。

宮内庁法は、天皇、皇后両陛下を補佐する侍従職、皇太子ご一家を補佐する東宮職を置くと規定。現在は侍従職に約80人、東宮職に約50人、秋篠宮家に約20人を配置している。6月成立の陛下の退位を実現する特例法は、皇位継承後に上皇職と皇嗣職を新設すると規定。皇嗣職が置かれている間は皇太子が不在になり、東宮職はなくなる。

西村次長によると、上皇職は、天皇の印の御璽(ぎょじ)、国の印の国璽(こくじ)などを管理する職員が必要なくなるため、現行の侍従職の規模から減らす。皇太子ご一家を補佐する新しい侍従職は、高齢の両陛下を支える現行の医療体制を縮小する。皇嗣職は現在の東宮職と同じ規模となる見通しだ。

宮内庁は一定期間の経験を積ませるため、18年度から人員増を始める。他省庁や民間から人材を確保し、秋篠宮家12人、東宮職5人の計17人を新たに配置し、19年度に残る人員を増やす方針。

新天皇となる皇太子さまは御所の改修が終わり次第、ご一家で皇居に入られる。改修の間は東宮御所にとどまり、宮中祭祀(さいし)や行事の際は皇居に通われる。皇太子ご一家が移った後の東宮御所はバリアフリー化を含めた改修を実施。両陛下は高輪皇族邸(旧高松宮邸)に最長で1年半仮住まいし、改修後の東宮御所に入られる。

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