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バドミントン奥原希望「東京五輪へまずは体づくり」

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2018/1/1 2:00
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――選手の動きを見るとは?

「大会に出場できないとき、いろいろな選手の試合を見る機会が多かった。ネットを挟まず、少し離れて選手たちを見ることで、体の使い方などそれまで見ていなかった点がすっと入ってくるようになった。自分もまねして、さらにオリジナリティーを加えればよくなるのではないかと思えるようになった」

向こう側に行っちゃったような…

17年8月の世界選手権女子シングルスで優勝し、日本勢で40年ぶりの金メダルを獲得した=共同

17年8月の世界選手権女子シングルスで優勝し、日本勢で40年ぶりの金メダルを獲得した=共同

――世界選手権の決勝はライバルのプサルラ・シンドゥ(インド)と1時間50分もの死闘になった。途中からはゾーンに入った状態だったそうだが。

「ゾーンに入るという、よく言われているものがどういうことか、自分でもはっきりわからない。でも自分の中では向こう側に行っちゃったような感覚、ひと山、ふた山、み山越えて先にいるような感覚だった」

――体が自然に動いたのか。

「相手が何をしてくるというよりも、自分が次にどうすべきなのかがわかった。普段はいろいろな選択肢があって、試しながらやっている。でもあのときは自分の中で迷いがなく、次はこうしようと素早く切り替えて判断できた」

――試合中にそういう感覚になることはあるのか。

「よい状態、よく集中しているときは全く迷いはない。(16年3月に)全英オープンで優勝したときや、(15年12月に)スーパーシリーズファイナルを制したときも同じ感覚だった。自分をその状況に持っていけばたぶん負けないということがわかったので、これからいろいろな大会でトライしていきたい」

――決勝第2ゲームの20-21の場面。73回という壮絶なラリーの末、ゲームを落とした。それでも気持ちが切れなかったのは自信になったか。

「もちろん、自信になった。実は第2ゲームはそのラリー以外は全然覚えていない。(ゲームを)取られて、ぱっと時間を見たら1時間を超えていた。お互い最後まで走りきれるのか、ファイナルゲームが果たしてどういうゲームになるのか全く想像ができなかった。それでも監督やコーチが『はい、行くよ』と励ましてくれた。途中苦しすぎて泣きそうになっていたが、何とか我慢していた」

――体のゆがみを直してから、(東京五輪までの)残り3年で体をつくると以前話していた。新たにけがをしたことで計画が変わる部分はあるか。

「全く変わらない。むしろ、まだまだ見えていないところがあると気付いてほしくて、与えられた試練なのかなと思っている。今も毎日発見がある。自分の体の声と相談して戦っていきたい。目先の結果にとらわれすぎず、しっかり土台をつくる。体づくりが大事。それを競技につなげていきたい」

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