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スキー産業復活・強化へ 皆川賢太郎氏が描く未来

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2017/12/25 6:30
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矢継ぎ早の改革の先には壮大だが、決して夢とは思わぬ構想もある。1年を通じて楽しめる「アリーナ・スタジアム」としてのスノードームの建設だ。参考にしているのは、何度も訪れたいと思わせる非日常の空間として「Bリーグ」でもアリーナの重要性を説いた川淵三郎氏の考え方。千葉県船橋市にあった「スキードーム ザウス」はバブルのあだ花としてすっかり有名になり、負のイメージが根強いが、「ザウスはゼロから骨組みを組んで、地熱にもさらされたあまりに金がかかる仕組みだった。傾斜地を囲って普段は捨てるほどある雪をうまく活用すれば、もっと効率的に運営できる」というのが皆川氏の見立て。実際、オランダやドイツ、ニュージーランドなどにある同様の施設では、ホテルやショッピングモールなどが一体開発され、大会やイベント開催を通じてにぎわいの場になっているケースもある。SAJ単体でできる事業ではないものの、民間との連携も視野に入れ「目標は10年といわず5年以内」とまなざしは真剣だ。

産業振興が選手の強化につながり、興行の担い手としての選手の活躍が振興にも循環していくのが皆川氏の思い描く未来。西武鉄道グループが開発した新潟・苗場スキー場で育った皆川氏は言う。「私は(同グループをかつて率いた)堤義明さんがいて日本のスキー産業はできたと思う。ただ、その恩恵でずっと食べるわけにはいかない。そのアップデート、転換ができてこなかったのが日本のスキー業界。今、それがいい時期にきているのだと思う」。停滞を打破するにはSAJ全体の意識改革も欠かせないが、「普通私がこの年齢で、強化も金も管理してなんてことはあり得ない。しかし、今は互いがやっている目的がはっきりしているから、若いから、という話にはならない。スキー連盟はかなり変わる思う」。改革の旗手としての挑戦はまだ始まったばかりだ。

(西堀卓司)

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