行動科学でCO2削減 高齢者が自発的にエコ生活
科学記者の目
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環境省は人の心理に働きかけて行動を変える「行動科学」を使い、高齢者が普段の生活で出す二酸化炭素(CO2)を減らす実証事業をこのほど始めた。自治体の公共施設に高齢者が集まるように後押しし、自宅で冷暖房や照明に使う電気を節約する。病院の業務部門など他の取り組みとの合計で2021年度までに年間数十万トンのCO2削減を狙う。
ノーベル経済学賞の研究成果「ナッジ」を応用
行動科学は「ナッジ」と呼ばれ、今年...
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