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gumi、「上場ゴール」でかすんだ成長戦略
再起をかけるIPO企業(1)

2017/12/25 18:00
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活況の続く新規株式公開(IPO)市場。2017年は90社が上場し、このうち9割で初値が公開価格を上回った。ただここ数年、上場直後から成長シナリオに陰りが見え始め、株価も失速する企業は少なくない。誤算の背景を検証し再起への道を探る。初回はスマートフォン(スマホ)ゲームを提供するgumi。

「ある人気キャラクターを持つ企業に提携を打診している」。gumiの国光宏尚社長はこう明かす。他社との連携を通じて、ゲームの開発リスクを抑えながらラインアップを増やす狙いだ。

教訓は14年12月に東証1部に上場し、わずか3カ月後に発表した15年4月期の営業赤字見通しだ。「gumiショック」「典型的な上場ゴール」と言われ、株価は上場当日の一時3340円をピークに1000円を下回る場面が目立つ。25日の終値は1022円だ。

国光社長は「ゲームのヒットは半分が運。主力タイトルが想定以上に早く失速した」と振り返る。しかし市場では「上場が目的化するあまり、身の丈以上の事業計画を立てたのでは」(国内証券)との指摘がある。

上場後も売上高は15年4月期の275億円を超えられず、16年4月期は営業赤字。前期は黒字だったが、今期は直近2四半期とも2ケタ減益だった。会社側が「日本を除く世界のゲーム市場は年約3割伸びる」と強調する成長性とは裏腹に、収益の浮き沈みは激しい。

そうした中でもスクウェア・エニックス・ホールディングスと手掛ける「ファイナルファンタジー」シリーズはファン層が厚く、gumiの業績を下支えしている。地道な収益の積み上げに向け、次の連携を模索する。

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