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静岡県で大吟醸の酒かす使う甘酒統一ブランド

ヴィノスやまざきが販売する甘酒「蔵のあまざけ」

ワインの輸入販売を手がけるヴィノスやまざき(静岡市)と、清涼飲料製造の子会社を持つ不動産業のヨシコンが静岡県内の酒造会社と組み、県産の甘酒ブランドを立ち上げる。純米大吟醸の酒かすを使い、付加価値の高い甘酒として売り出す。消費者の健康志向が高まる中、地元カラーを前面にした甘酒で土産物としての需要を狙うと同時に、酒どころ静岡の認知度向上を図る。

ブランド名は「蔵のあまざけ」。銘柄は県内の有力な清酒メーカー、土井酒造場(掛川市)の「開運」、三和酒造(静岡市)の「臥龍梅(がりゅうばい)」、神沢川酒造場(同)の「正雪」の3種を投入する。ヴィノスやまざきによると、1つの甘酒の統一したブランドの下で3つの酒造会社が同時に発売するのは珍しいという。

ヨシコンがブランド立ち上げを呼びかけ、同社が2016年9月に子会社化した清涼飲料水製造・販売の山中缶詰(焼津市)と、ヴィノスやまざきが商品開発した。各酒造会社が純米大吟醸を醸造する際に発生する酒かすを利用。それぞれの味わいを生かしつつ、通常は砂糖やハチミツを加える過程で、希少糖を含んだシロップとサトウキビ糖を使うことによりカロリーを抑えた。

ボトルタイプで720ミリリットル入り1200円(税別)。まずは12月28日に3種合わせて限定1万本を発売する。ヴィノスが展開する国内の24店舗で販売し市場の反応を調査する。その状況に基づき、18年春にも第2弾として県内の他の酒造会社に広げる。純米大吟醸の酒かすのみを使うため量産はせず、第1弾の再投入は1年後になる見通し。

ヴィノスやまざきとしては将来的な売上高の目標規模は決定していないが、今後は国内の百貨店のほか中国、フランスなど同社の流通網を生かして販路を拡大する。担当者は「蔵元が本来手がける酒とのセット販売なども進め、土産物需要などを開拓したい」と話す。

甘酒は「飲む点滴」ともいわれ、消費者の健康志向の高まりを受けて市場は拡大している。調査会社の富士経済(東京・中央)によると、夏場商材としての「冷やし甘酒」の認知度が向上し、甘酒の市場規模は2015年には72億円だったが、17年には110億円に伸びると予想する。

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