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新生銀、カードローン再編発表 「銀行客になじみ薄く」

新生銀行は21日、来年4月に銀行カードローン「レイク」の新規融資をやめ、同事業を再編すると正式発表した。2011年に無担保カードローン事業を子会社から取得して6年間運営してきたが、競合が激しく銀行の顧客層の利用拡大にはつながらなかった。ノウハウのある貸金業子会社にカードローン事業の軸足を戻す。IT(情報技術)を活用して消費者金融ニーズの強い20~30代の若年層も取り込む新ブランドを立ち上げ、ビジネスモデルの転換を図る。

「レイクは消費者金融ブランドとして確立されており、銀行客にとってはなじみが薄く抵抗感があった」。工藤英之社長は同日の会見で主力のカードローンブランド「レイク」について「顧客層の拡大という目的は達成できなかった」と述べた。銀行口座を保有する顧客の中でのカードローン利用率は5%未満にとどまったという。レイクの残高は17年9月末時点で前年同期比9%増の2673億円。過剰融資が問題となっている他の銀行カードローンと比べると残高の伸び率は劣る。銀行と消費者金融では顧客層が異なることに対応しきれなかった。

今後は貸金業子会社「新生フィナンシャル」をカードローン事業の軸とする。新ブランドを主力商品とし、スマートフォン(スマホ)を使った融資や人工知能(AI)による自動化などを視野に入れる。「コスト削減という結果も享受できる」(工藤社長)。ブランド名に「レイク」を入れるかどうかは検討する。

銀行本体が運営する「新生銀行スマートカードローンプラス」、別の子会社が運営する「ノーローン」は維持し、4月以降は3ブランドで展開する。既存の「レイク」の融資残は新生銀に残す。

新生銀は無担保カードローンと法人向けの仕組み金融を成長柱に位置づけている。無担保カードローンの実質業務純益に占める割合は20%と大きい。工藤社長は今後も「事業は拡大させる」との認識を示した。見据えるのは海外事業だ。約1年前にはベトナムでも無担保ローン事業を始めた。「我々の事業基盤は海外で応用できる。アジア各国で、買収や出資など検討案件がある」(工藤社長)。規模を拡大させて、グループ全体で事業効率化を狙う。(大島有美子)

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