著作権料巡り裁定申請 JASRAC徴収先送りへ
日本音楽著作権協会(JASRAC)が全国の音楽教室に著作権使用料の支払いを求めている問題で、教室側の団体「音楽教育を守る会」は21日、徴収を保留するよう求めて文化庁に裁定を申請した。来年1月から始まる予定だった徴収は先送りされる。
文化庁によると、著作権等管理事業法の規定により、裁定が出るまでJASRACは著作権料を徴収できない。
JASRACは今年2月、従来は対象外だった音楽教室から徴収を始めると表明。全国約250の事業者が、レッスンは著作権料の範囲外であることの確認を求めて東京地裁に提訴した。守る会は司法判断が確定するまでは徴収を保留するよう求めている。〔共同〕