キューバ、18年の旅行者500万人に 観光相予想
【メキシコシティ=丸山修一】キューバのマレロ観光相は20日、外国からの旅行者数が2018年に500万人に達するとの見方を示した。スペイン通信社EFEが伝えた。トランプ米大統領が米国民の渡航制限を強化するなど米国との関係は冷え込みつつあるが、カナダや欧州などからの旅行者数は順調に増えるとの見方だ。

共産党機関紙グランマによると、今年1~11月の旅行者数は425万人と前年同期比20%増と好調を維持している。空路だけでなくクルーズ船による旅行者も増えている。観光省は今年全体では470万人に達すると予想している。ハリケーンの直撃はあったが、各種のインフラも復旧しており被害は限定的だとしている。
キューバ政府は増加する旅行者に対応するために今年の夏には首都のハバナ市内に超高級ホテルも開業させるなど宿泊施設の拡充も進めている。観光産業はキューバの主要産業の一つで、医師などの専門職の派遣に次ぐ2番目の外貨獲得手段でもある。
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