2018年4月22日(日)

さいたまスーパーアリーナ、来場者4000万人超に

2017/12/20 22:00
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 埼玉県は、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)の来場者数が2017年度に累計4000万人を超えたと公表した。コンサートなどの需要が高く、近年はライブ会場不足を背景にほぼフル稼働だ。ただ、首都圏ではアリーナの建設計画が相次ぎ、今後競合する懸念がある。バスケットボールの聖地をめざすなど集客に力を入れる。

イルミネーションやクリスマスマーケットを開催中(さいたま市)

 さいたまスーパーアリーナは県が約700億円かけて建設し、2000年9月に開業。アリーナモード(最大収容人数2万2500人)やスタジアムモード(同3万7000人)などレイアウトと座席数を変更できる可動システムや、昇降する天井を備える。吸音性に優れた座席など音響面にも配慮。JRさいたま新都心駅から徒歩3分と交通アクセスもよく、イベント主催者から定評がある。

 開業当初は利用が伸び悩んだが、14年度には過去最高の稼働率83.3%、来場者数336万人を記録。15、16年度は大規模改修による休館期間があったが、17年度上半期は87.4%、169万人となり、累計来場者数が4月に4000万人を超えた。通年の稼働率も80.3%を見込む。保守点検に充てる年間60日以外が全て利用された場合の稼働率は83.6%なので、ほぼフル稼働の状況が続く。

 現在は主にコンサート利用だが、県が新たにめざすのは20年の東京五輪で全試合が開催されるバスケットボールの聖地化だ。18年1月4~7日に全日本選手権の男女ファイナルラウンドが開催。同3月23~24日に埼玉ブロンコスが初めてホームゲームを実施するなど、試合の誘致に力を入れる。併設施設、けやきひろばでも子供向けバスケ教室などのイベントを開いている。

 首都圏では今後ライバルとなるアリーナの建設計画が相次ぐ。横浜市ではチケット販売大手のぴあが1万人規模、ケン・コーポレーション(東京・港)が2万人規模のアリーナ建設を計画。埼玉県都市整備政策課は「首都圏のアリーナ不足もあって利用を呼び込めていたが、競合施設ができればどうなるかわからない。音楽以外でも利用してもらうための戦略を進めていく」と説明する。

 今後、トイレの全面洋式化や多言語対応の案内表示など、使いやすさの向上にも取り組む。

 けやきひろばでは18年2月14日まで150本のケヤキに発光ダイオード(LED)で光の森を演出するイルミネーションを開催中。12月25日まではクリスマスマーケットやコンサートも開く。同課は「今後も施設の魅力向上に取り組み、多くの人に来続けてもらえるようにしたい」と話す。

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