千葉県内レジャー施設・交通機関 インスタ映え競う

2017/12/20 22:34
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千葉県内のレジャー施設や交通機関などが「SNS(交流サイト)映え」でクリスマスシーズンに向けた集客策を競っている。千葉ポートタワー(千葉市)は船上から工場夜景が楽しめるクルーズを実施。千葉都市モノレール(同)では貸し切りの車内でサンタクロースの巻きずしを作るなど、インスタグラムなどSNSでの画像映えを楽しむ女性や若者らの取り込みを狙い、各社がイベントに趣向を凝らす。

船上から眺める工場夜景はインスタ映えも抜群(千葉市)

工場夜景が楽しめるクルーズは23~25日の午後5時にJR千葉みなと駅近くの千葉港を出航し、船上からJFEスチールの東日本製鉄所などの工場群の夜景を楽しむ。所要時間は50分で、港に戻って隣接の千葉ポートタワーからの夜景も観賞できる。定員は各100人で、料金はタワー入館料込みで大人1000円。

担当者は「工場群の美しい夜景はインスタ映えには最適。流行に敏感な若年層の集客にも弾みがついている」と話す。

千葉都市モノレールでは23日、切ると断面にサンタクロースの絵柄が出る巻きずしを車内で作る小学生向けのイベントを初めて開く。午前10時ごろに貸し切り列車が千葉駅を出発し、車内で講師の指導を受けながら巻きずしを作る。昼食後には車両基地の見学会もある。

同社ではこれまで車内で飲酒できる「ワイン列車」や「ビール列車」など成人向けのイベントが中心だったが、今回は対象を親子連れに絞り、顧客層の拡大をめざす。「車内で作った巻きずしの写真がSNSに投稿されれば、モノレールの宣伝にもなる」(担当者)

県内では珍しい雪景色でインスタ映えを演出し、誘客するイベントも相次ぐ。ふなばしアンデルセン公園(船橋市)では23日、園内にある風車の周辺で降雪機を使って人工雪を降らせ、雪の広場を出現させる。セブンパークアリオ柏(柏市)でも23、24日に敷地内の公園で人工雪を降らせるほか、雪のすべり台も体験できる。

イベントで見栄えの良い撮影スポットを設定すればSNSへの投稿で告知効果が出るほか、通常営業での誘客にもつながる。ちばぎん総合研究所(千葉市)の観音寺拓也主任研究員は「現在はSNSによる個人の口コミへの信頼性が高まっており、企業側もマス広告より個人の発信力を重視する傾向にある。イベントも規模感よりSNSを通じて感動を共感できる企画が主流になってきている」と分析する。

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