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LNG、アジアスポット価格一段高 欧州の供給障害波及

発電に使う液化天然ガス(LNG)のスポット(随時契約)価格がアジア市場で一段と上昇した。100万BTU(英国熱量単位)あたり10ドル台半ばと1カ月間で1割強高くなった。前週に欧州で天然ガス供給施設の障害が相次ぎ発生した。冬の暖房需要が高まる欧州でガスの不足感が強まり、主力消費地のアジア市場に波及した。

半年間の上昇率は9割に達し、約3年ぶり高値圏にある。アジアのスポット価格は中国の輸入増で秋から上昇傾向にあり、欧州の突発的な需要増が新たな上昇要因になった。

11日、英北部と北海油田を結ぶ原油・天然ガスのパイプラインが数週間停止する可能性があると伝わった。「英国のガス需給逼迫の懸念でアジアから欧州にLNGが流れた」(住友商事グローバルリサーチの舘美公子シニアアナリスト)

12日にはオーストリア東部バウムガルテンにある天然ガスのパイプライン施設で爆発事故があり、周辺国への供給が中断した。この設備でロシア産ガスを輸入するイタリアは非常事態を宣言し、欧州の天然ガス価格が一時急騰した。

日本エネルギー経済研究所の小林良和研究主幹は「原油ほどではないが、LNGスポット市場は他地域のガス市場との統合が徐々に進んでいる」ことがアジア市場の高値につながったとみている。

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