ゴールドアイピー、AIで特許審査のシミュレーション
知的財産ビジネスを手がけるゴールドアイピー(東京・千代田、白坂一社長)は人工知能(AI)を使い特許審査のシミュレーションができるソフトを開発した。2018年末に提供を始める。発明内容を文章形式にして記入すると、米特許庁の文献のデータベースにある過去の出願内容や審査通過の有無などと擦り合わせ、発明の新しさを分析する。これまで75万~100万円程度かかっていた特許出願までの費用を約30万円下げられる見込みという。

開発したAIソフト「IPサムライ」は基本機能は無料。まず18年後半に米国での特許出願に対応する。AIで審査を通過しないリスクを事前に検知し、通りやすくするための改善点も提案する。ゴールドアイピーは知的財産の海外出願支援を手がけており、スパークス・グループが運用する未来創生ファンドからも出資を受けている。
(企業報道部 吉田楓)
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