2018年10月16日(火)

元少年ら2人死刑執行 千葉4人殺害、当時19歳

2017/12/19 11:00 (2017/12/19 12:30更新)
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法務省は19日、千葉県市川市の会社役員宅で1992年、一家4人を殺したなどとして強盗殺人罪などに問われた関光彦死刑囚(44)=東京拘置所=ら2人の死刑を執行したと発表した。関死刑囚は犯行当時19歳だった。関係者によると、当時少年だった死刑囚の執行は97年の永山則夫元死刑囚以来約20年ぶり。2人とも再審請求中だったとみられる。

死刑執行に関して記者会見する上川法相(19日午前、法務省)=共同

死刑執行に関して記者会見する上川法相(19日午前、法務省)=共同

ほかに執行されたのは、群馬県安中市で94年、交際相手の女性とその両親を殺害したなどとして殺人罪などに問われた松井喜代司死刑囚(69)=東京拘置所。

上川陽子法相は同日記者会見し、「いずれも誠に身勝手な理由から尊い人命を奪った極めて残忍な事件。慎重にも慎重な検討を加えた上で執行を命じた」と述べた。

死刑執行は2017年7月以来、5カ月ぶり。第2次安倍内閣以降では計21人となった。収容中の確定死刑囚は122人。

確定判決によると、関死刑囚は92年3月、暴力団関係者から要求された金を工面するため、市川市の会社役員の男性(当時42)宅に侵入して母親(同83)の首を電気コードで絞めて殺害。さらに帰宅した妻(同36)や男性、次女(同4)を包丁で殺害し、現金約34万円と預金通帳を奪った。

公判で弁護側は「矯正可能性がある少年への量刑は慎重かつ抑制的であるべきだ」として死刑適用の回避を求めたが、最高裁は01年12月、「4人の生命を奪った結果は極めて重大で、犯行の様態は冷酷かつ執拗」として死刑とした一、二審判決を支持し、確定した。

松井死刑囚は交際中の安中市のコンパニオンの女性(当時42)に結婚を断られたことから、94年2月、路上で帰宅途中の女性の顔などをハンマーで殴り殺害。さらに女性の実家で両親も同様の方法で殺害した。一、二審とも死刑判決を言い渡し、最高裁が99年9月、松井死刑囚側の上告を棄却して確定した。

 お断り 日本経済新聞社は、更生を重視した少年法の趣旨に沿って、犯行当時未成年だった死刑囚を匿名で報じてきました。事件の重大性や死刑が執行されたことを踏まえ、実名に切り替えます。

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