2018年10月17日(水)

ビックカメラと楽天、家電通販で新会社発表

2017/12/19 9:59
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家電量販大手のビックカメラと楽天は19日、家電を扱うインターネット通販サイトを2018年4月に立ち上げると発表した。新サイトを運営する共同出資会社を設立する。新サイトでは大型家電の設置申し込みを簡単にしたり、商品の受取場所としてビックカメラの店舗網を活用したりする。ビックカメラは店舗とネットの連携を強めて新たな顧客を呼び込む。

店舗で家電の実物を見たい消費者は多い(12月、東京都新宿区のビックロビックカメラ新宿東口店)

19日付で基本合意書を締結した。18年初めにも共同出資会社を設立する計画で、社名や出資比率は今後詰める。

ビックカメラは現在、自社のネット通販サイト「ビックカメラ・ドットコム」のほか、仮想商店街(モール)型サイト「楽天市場」で販売サイトを展開する。楽天市場内のサイトを新会社が18年4月に始める新サイト「楽天ビック」に刷新する。ビックカメラ・ドットコムは継続する。

楽天市場内のサイトはビックカメラが自前で取り込めない消費者の利用が多いが、ビックカメラ・ドットコムに比べ使い勝手が一部悪かった。例えば家電の設置工事を申し込む時に商品の購入とは別に「セッティング券」を購入する手間がかかっていた。楽天ビックでは購入と設置申し込みがビックカメラ・ドットコムのように一括してできるようにする。新サイトへの移管で利用者の負担を減らす。

物流面での連携も進める。楽天ビックは東京23区内は当日配送に対応する。長期的には楽天で注文した商品をビックカメラの店舗で受け取り可能にするといった協力を検討していく。ビックカメラの店舗で「楽天スーパーポイント」をためたり使えたりできるようにもする。

ビックカメラの17年8月期のネット通販の売上高は729億円で、連結売上高に占める割合は9.2%だった。ヨドバシカメラのネット通販売上高が1000億円を超えるなど家電販売全体でネット販売の比率が高まるなか、ビックカメラは外部のネット関連企業と組む動きを強めている。

このほど家電やアウトドア商品を紹介するサイトを運営するスタートアップ、WILBY(東京・品川)を買収し、情報発信力の向上を図っている。12月に入ってからは、店頭に続きビックカメラ・ドットコムでビットコインによる決済に対応した。カカクコムの価格比較サイト「価格ドットコム」でも、ビックカメラで使える家電クーポンの提供を始めている。

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