JR東とヤマハ、成田空港駅で多言語サービス
JR東日本は18日、ヤマハと共同で、ヤマハの独自アプリを使った多言語対応サービスを始めた。JR成田空港駅と同空港第2ビル駅の構内で放送される日本語アナウンスを任意の外国語に訳し、スマートフォン(スマホ)などに文字情報で表示する。訪日外国人や音声が聞き取りにくい人の利便性を高める。
アプリはヤマハが開発した「おもてなしガイド」。通信料は自己負担だが無料でダウンロードできる。駅の放送装置と組み合わせ、駅のコンコースとホームで流れる列車発進の案内など日本語のアナウンスの一部を日本語、英語、中国語など7カ国語でスマホに表示できる。
実証実験の位置づけで期限は未定。ネットに接続しなくても利用できるのが特徴。ヤマハはこれまでに同様のアプリを使って駅や空港など全国約60カ所で実証実験をしている。ヤマハは2018年4月に本格的なサービスを始める計画。