2018年2月22日(木)

19年卒採用「増やす」企業は15.8% リクルート調べ

就活
2017/12/18 20:00
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 企業の採用意欲がなお高まっている。リクルートホールディングスが18日発表した2019年卒採用に関する調査によると、大学生・大学院生の採用数が前年より「増える」と答えた企業は15.8%で、比較可能な11年卒の調査以降で最高となった。好調な業績や人手不足を背景に、学生優位の「売り手市場」は続きそうだ。

18年春採用の面接会場で並ぶ就活生(6月、東京都新宿区)

 調査は従業員5人以上の全国の民間企業6992社を対象に実施し、4669社から回答を得た。調査期間は10月11日~11月13日。

 前年の採用実績に比べた19年卒採用が「増える」と回答した割合から「減る」と答えた割合を引いた差は10.7ポイントで、18年卒の7.8ポイントを上回った。差がプラスになるのは8年連続だ。

 人材の獲得競争は激しさを増す。早めに学生に認知してもらうため、インターンシップ(就業体験)を増やす企業が多い。19年卒から経団連が加盟企業に求める指針から「5日間以上」とする項目を削除し、1日限りのインターンを解禁したことも追い風だ。

 東京海上日動火災保険は11月末、初めてIT(情報技術)人材を集めた1日型インターンを開いた。20年の東京五輪で訪日外国人が直面する課題を考え、ITを活用した新しいビジネスモデルを考えた。「インターンを通じて、損保会社にもIT人材の活躍の場があることを知ってもらいたい」(同社)という。

 ただ、業種ごとに採用意欲に差が出ている。リクルートの調査で「増える」と答えた企業は飲食・サービス業(28.6%)や小売業(21.6%)など、人手不足業種が目立った。業績が好調な半導体・電子・電気部品は「増える」が21.9%と2番目に多かった。

 一方、メガバンクが大規模なリストラ計画を公表した銀行では「増える」3.5%に対し、「減る」はゼロという結果だった。「わからない」は12.9ポイント増の52.6%となり、調査時点では回答できない企業が多かったようだ。「売り手市場」といわれるが、特定の業種では採用を抑える動きもでている。

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