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野球中継もっと魅力的に 立命大が日本ハムと研究

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2017/12/21 6:30
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普段見ているプロ野球中継はどれほど魅力的で、ファンの創出につながっているのか――。そんな研究を、スポーツビジネスを専門とする立命館大の種子田穣教授が日本ハムと共同で行った。米大リーグや韓国プロ野球と比較しながら視聴者をひき付ける中継を体系的に捉え、今後に生かそうというのが狙いだ。

アップ映像や臨場感がカギ

研究では日本ハムに試合映像(2014、16年)を提供してもらい、大リーグ、韓国プロ野球、高校野球と比較。一定時間のカメラのアングルの違いなどを分析した。1秒ごとにどの位置からの映像かを調べ、その印象についても聞き取り調査をした。

14年の日本ハムの中継では中堅から本塁方向への映像が全体の27%を占めた。これは大リーグの7%、韓国の14%と比べても高い数値。種子田教授は「日本の野球は一騎打ちの要素が高く、投手と打者の映像が中心。パターンが決まっていて単調に見えてしまっている」と語る。10秒以上も同じ角度からの映像が流れることもあり、「臨場感が足りない印象」を抱いたという。

一方、16年では19%に減少していた。カメラを6台から12台に増やしたことが要因で、カット数も132から250に。三塁内野席の上段や右翼線上のスタンドにカメラを新たに設置したことで、より多くの画面に切り替えられるようになった。

14年はカメラ6台で中継していた=日本ハム提供

14年はカメラ6台で中継していた=日本ハム提供

種子田教授によると、中継で大事なのは「いかにカット数が多いかであり、プレー以外の映像をどれだけ見せられるか」。たとえば、レアードや中田翔が本塁打を放って盛り上がる観客らの表情がアップで映れば視聴者に臨場感が伝わる。これが「球場に行きたい」と思わせるきっかけになる。16年の日本ハムの中継もまだ改革の途上といえ、観客や選手のアップの映像を増やすなど改善の余地はもっとあると指摘する。

日本の中継は球場内の看板広告を意識するあまり、アップ映像が少なくなってしまう傾向にある。これに対して大リーグは「アップ映像も多く、スタジアム広告が少なくて見やすい」。ベースにカメラが埋められていたり、ブルペンやベンチもよく映る。17台のカメラを駆使して映像の固定化を極力避け、視聴者を飽きさせない工夫がちりばめられている。

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