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IPOにマネー流入、個人の投資余力高まる、大型株から資金シフトも

新規株式公開(IPO)銘柄に資金が流入している。12月に新規上場した13社の初値は公開価格を大きく上回るケースが目立つ。今年は株高で個人投資家の待機資金が膨らみ投資余力が大きい。10月以降大きく上昇した大型株から、中小型のIPO銘柄に資金を移す動きも広がっている。年末にかけてもIPOが予定されており、活況が続きそうだ。

18日に東証マザーズに上場したナレッジスイートは、企業向けに営業活動支援システムを開発・販売する。買い注文が殺到し、公開価格の2.3倍にあたる4600円で買い気配となったまま取引を終えた。

このほかオンライン学習教材を手がけるすららネットも、公開価格の約2.3倍で買い気配となったまま取引が終了。インターネットメディア向けの広告サービスを手がけるジーニーは公開価格の約2倍の初値が付いた。

IPO好調の背景には、株高で個人投資家の懐が温まっていることがある。個人の待機資金の受け皿であるマネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高は、11月末時点で約13兆円まで積み上がる。年末にかけて材料難となる中でIPOが控えており、「値上がりした主力株を売って得た資金をIPOの取引に回す動きも出やすい」(ネット証券)という。

ただ、上場日に注文が買いに偏ると、時価総額の小さい銘柄では株価が極端に上昇しやすい。その後、利益確定の売りで大きく下落することも多い。

新規事業開発など企業向けコンサルティングを手がけ、14日にマザーズに上場したエル・ティー・エスは、初値が公開価格の4.1倍まで上昇した。しかし18日には早くも制限値幅の下限(ストップ安水準)の2499円まで下げ、初値(2810円)比で11%安となった。

IPO銘柄の中で継続的に資金が流入するのは成長期待のある銘柄だ。「人工知能(AI)などテーマ性のある銘柄には中長期のマネーが向かいやすい」(松井証券の窪田朋一郎氏)との声があった。

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