2019年4月24日(水)

大和ハウス、埼玉・坂戸に最大規模の物流施設を着工

2017/12/18 18:31
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大和ハウス工業は18日、埼玉県坂戸市に同社で最大規模の物流施設の建設に着手した。高速道路沿いに取得した土地に最大で24テナントが入る。首都圏向けの物流施設を集約し、荷物の中継拠点の機能も持たせる。土地の購入費と合わせた投資額は約400億円。

大和ハウス工業が着工する物流施設「DPL坂戸」のイメージ図

物流施設「DPL坂戸」は2020年1月下旬に完成する予定。農地を区画整理した延べ床面積約17万8700平方メートルの土地に地上4階建てを施工する。20年2月から24企業の入居をめざす。坂戸市の公民館も大和ハウスが隣接地に施工する予定。

建設地は関越自動車道「坂戸西インターチェンジ」から約100メートル。同インターチェンジは首都圏の自動車道では比較的渋滞しにくいという。西日本方面や東北からの物流ルートの中継基地としても使えるため、長距離トラックの運転距離が少なくなり、就業環境改善にもなる。高齢者や女性の運転手の雇用促進にもつなげていくという。

荷材を運ぶ45フィートのコンテナトラックが各階に乗り入れできるようにらせん状のランプウェイを2基設置する。施設全体で256カ所の停車場所も用意。荷物の運搬時間を最小限に抑える。

テナント企業の作業効率を高めるため、運搬作業ロボットなども施設内の倉庫に導入する。人工知能(AI)採用のシステムを使う搬送ロボット「バトラー」などをリースで借り、最大で500台を稼働させることを検討する。

従業員の働きやすい環境づくりにも注力する。食堂、休憩スペース、コンビニエンスストアを設置。1000人の従業員の満足度を高める。普通自動車が約700台、100台の自動二輪車と自転車がそれぞれ約100台止められ、最寄り駅から「DPL坂戸」までのバスの運用も始める。

女性の従業員数も増やすために物流センターの敷地内に託児所を整える。託児スペースを併設したオフィスを全国展開するママスクエア(東京・港)との提携を検討しているという。

大和ハウス工業は施設に入居するテナント企業のニーズに応えるため、作業効率向上のための提案も進める。荷物の保管以外にも、運行管理システムの提供や搬送ロボットの販売などで要望に応えていく。

国内の物流量の急増に合わせ、大和ハウスは物流施設数を増やしている。坂戸市では「DPL坂戸」以外にも、総敷地面積11万7000平方メートルの土地に4棟の物流施設を建築する予定。インターネット通販事業者や医療品の小売事業者などの入居を想定する。同社は17年度末までに物流施設業で1800億円の売り上げを目指している。

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