2018年1月19日(金)

ロヒンギャ村落放火「直近も4カ所」 国際NGO

東南アジア
2017/12/18 17:15
保存
共有
印刷
その他

 【ヤンゴン=新田裕一】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は18日、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャの村落に対する治安部隊の放火が、10月以降も続いていたとする衛星画像の分析結果を公表した。直近では11月25日から12月2日の間に4カ所での被害を確認した。従来は10月中旬以降は事態が沈静化したと考えられていた。

 衛星画像の比較解析で、10~11月に新たに40カ所の村落で建物が壊された形跡がみつかった。政府は11月下旬、バングラデシュ政府と2カ月以内に難民帰還を開始すると合意したが、HRWは「(2国間が協議したいた間も)治安部隊の迫害行為が続いていた」と指摘。ミャンマー政府が国際社会に安全な難民帰還を約束していることに対して「宣伝工作にすぎない」と批判し、性急な帰還への警戒感を示した。

 17日時点の国連推計によると、ロヒンギャ系武装集団に対する治安部隊の掃討作戦が始まった8月下旬以降、バングラに避難した住民の数は65万5千人に達した。

 HRWの報告書によると、8月下旬以降に治安部隊による放火などで354カ所の村が被害を受けた。ラカイン州北部地域の村の約3分の1に相当する。

日経電子版が2月末まで無料!初割のお申し込みは1月31日まで!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報