2019年5月26日(日)

クラウド人事評価のHRブレイン、2億円調達

2017/12/18 11:33
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クラウドで人事評価管理サービスを手がけるHRブレイン(東京・港、堀浩輝社長)は18日、第三者割当増資などで総額2億300万円を調達したと発表した。エンジニアを中心に採用を増やし、事業拡大に備える。評価管理で得たデータを応用したサービスも視野に入れて新サービスの開発も強化。大企業への拡販も狙う。

クラウド目標管理サービスを提供するHRブレイン(東京・港)の堀浩輝社長

増資での調達額は1億5300万円。ジェネシア・ベンチャーズ、BEENEXT、みずほキャピタルなどのベンチャーキャピタル(VC)に加え、サッカー日本代表の本田圭佑選手が出資するKSKエンジェルファンドも引き受ける。また、みずほ銀行から5000万円の融資を受ける。社員数は現在の12人から18年末には28人まで拡大する計画だ。

HRブレインは社名と同じサービスを2017年1月に始め、現在約150社と契約した。紙やエクセルなどのファイルに頼ってきた人事評価や目標管理がクラウドで可能。目標管理は「OKR」「MBO」など、よく使われる10パターンを用意しており、評価者側が設定しやすく集計作業や全体分布の分析などの手間を省けるのが特徴だ。

現状はネット系企業が主要顧客だが、VCのネットワークも使い大企業にも売り込む。また目標管理データなどの活用も視野に入れ、「個々の企業で活躍しそうなパターンがわかり、採用にも使える展開を考えている」(堀社長)という。

現在29歳の堀社長はサイバーエージェントでアメーバ事業部長を務め、16年3月に起業した。「中学時代にベンチャーブームを見て起業をめざしていた。起業するなら稀有(けう)な起業家のもとで働きたい」と考え、大学卒業後、藤田晋社長率いるサイバーで働き藤田氏から多くの刺激を受けた。サイバーで120人の人事評価をしていたことから、業務を簡易にできる仕組みを考えていた。またリクルートが渋谷を拠点に、スタートアップの事業計画を練るアクセラレータープログラムに参加したこともある。

今回の増資を引き受けたKSKエンジェルファンドに出資する本田選手と堀社長はともに、石川県のサッカー・野球の名門、星稜高校の出身だ。サッカー部員でもあった堀社長は本田選手に会い事業内容を説明した際、「起業家として小さくまとまらず、大きなビジョンを持ち頑張っていって欲しい」といわれたと明かす。HRブレインを通じ、「感覚で決められていた面がある人事評価が可視化され、社員の業務の向き不向きの判断、パフォーマンスの最大化につながる仕組みにしたい」と語っている。

(企業報道部 加藤貴行)

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