ベトナム国営ビール、ベトナム企業と投資家が応札

2017/12/17 21:47
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【ハノイ=富山篤】ベトナム国営企業でビール国内最大手のサイゴンビール・アルコール飲料総公社(サベコ)の株式売却の入札を巡り、ベトナム政府は17日、ベトナム国内の企業1社と個人投資家1人が参加すると発表した。企業は事前に51%の株式購入を申請したタイの酒類・飲料大手のタイ・ビバレッジ(タイビバ)系の現地子会社であることが確実で、同社が落札する可能性が高まった。

サベコは東南アジア最大のビール市場であるベトナムで4割のシェアを握る有力企業だが、キリンホールディングスやハイネケンなど外資は応札しなかった。越商工省は企業、個人投資家の名前を明らかにしなかった。ただ、タイビバ系のベトナム・ビバレッジが11日付で商工省に51%の購入希望届を出している。外資として扱われる可能性もあったが、同省は国内企業として扱うと決めていた。

国営企業改革を進めるベトナム政府はサベコ株の53.59%を放出する方針を決め、18日午後に入札を実施する。外資が応札した場合、上限49%の出資規制がある関係上、今回は39%までしか買うことができなかった。放出分とは別にハイネケンなどが9%強をすでに保有しているためだ。

サベコ株の放出が決まったとき、アンハイザー・ブッシュ・インベブ、ハイネケンなど多くの世界企業が応札するとみられていた。しかし、株価が高騰し、4000億円以上の資金が必要となることに加え、国営企業特有の不透明な経営を外資が敬遠したようだ。

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