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レアルやバルサは… 欧州CL決勝Tの見どころ

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2017/12/19 6:30
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欧州チャンピオンズリーグ(CL)は1次リーグを終え、16強による決勝トーナメント1回戦(2018年2、3月)の組み合わせが決まった。いきなりレアル・マドリード(スペイン)とパリ・サンジェルマン(フランス)、バルセロナ(スペイン)とチェルシー(イングランド)が激突する2カードが早くも話題になっている。対戦は2カ月先なので不確定要素があるが、現時点の戦力を分析すると――。

ともに3トップの破壊力

レアルとパリSGはともに3トップの破壊力が持ち味。3人の個の力を押し出して戦う点でスタイルは似ている。

しかし、3人の力を単純に比較すると、ロナルド、ベンゼマ、ベイルを擁するレアルが上回る。ベイルが故障で欠場するとしてもアセンシオがいる。

パリSGのネイマール、エムバペ、カバーニも破壊力があるが、3人ともロナルドほどのレベルのフィニッシャーではない。

ロナルドはドリブルで相手を振り切り、そのまま一人でゴールを決めてしまう。一発で仕留める力を比べるとネイマールでも及ばない。カバーニもフランスリーグだから点が取れているのではないか。

パリSGは1次リーグの6試合で25得点を記録したが、明らかに格下のアンデルレヒト、セルティックを相手に大量点を奪った結果だ。これから当たる強豪の守備陣を相手にすると、ここまでの爆発力は発揮できないのではないか。

レアルのCBセルヒオ・ラモス、バランに穴がないわけではないが、4バックと中盤の3人を含めた7人による守備力は高い。ジダン監督は時間帯によっては守りに徹する現実的な試合運びもする。

もう一つのレアルの強みは中盤に戦術眼の優れたモドリッチがいること。攻めに出ていくとき、守備に徹するときの見極めに狂いがなく、レアルは攻めのスイッチをここで入れる。ギリギリの勝負になったときに、こういう選手が効いてくる。

レアルは中盤の人材が豊富だが、アンカーにカゼミロ、その前にモドリッチとクロースというのがベストの組み合わせだろう。この3人は大舞台を踏んだ経験が豊富で、試合の流れを読める。

カゼミロは基本的に真ん中のポジションから外れず、CBを補佐しながら守備に徹する。

クロースはちょっと引いてボールを預かり、サイドの深いところに早いタイミングでロングパス、サイドチェンジのパスを配る。この配球で攻めにスピードがつく。

モドリッチは広い範囲をカバーして、トップに当てたパスのリターンをもらって細工を施す。トップとカゼミーロの間を埋めて攻守で働く運動量はとてつもない。

ここがレアルの心臓部であり、逆の言い方をすると、ここが機能しないとレアルはつらくなる。

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