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ユニリーバ、マーガリンなどKKRに売却、9100億円

【ジュネーブ=細川倫太郎】日用品世界大手の英蘭ユニリーバは15日、マーガリンなどのペースト事業を米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)に売却することで合意した。売却額は81億ドル(約9100億円)。健康志向の高まりなどで不振が続く同事業から撤退し、成長性の高い事業へ経営資源を集中させる。

マーガリンの「フローラ」や「ブルーバンド」などのブランドを売却する。ポール・ポールマン最高経営責任者(CEO)は「長期的な成長のためポートフォリオを再構築する大きなステップとなる」とコメントした。規制当局の承認を経て2018年半ばまでに売却手続きの完了を目指す。

消費者の健康志向を背景に欧米ではバターの需要が高まり、マーガリンなどの販売が苦戦。ユニリーバは4月、ペースト事業からの撤退を決め、売却先を探していた。

関係者によると、英CVCキャピタル・パートナーズや、米アポロ・グローバル・マネジメントなどの投資ファンドも入札したが、最終的にKKRが競り勝った。

ユニリーバは健康食品やスキンケアなど、成長が期待できる事業に積極投資する戦略を打ち出している。9月には有機栽培した原料から作る茶飲料を手がける英パッカハーブスや、韓国の美容品会社カーバーコリアの買収を発表した。

2月に食品大手の米クラフト・ハインツから1430億ドルの買収提案を受けたのを機に、ユニリーバは事業の選択と集中を加速。さらに増配や自社株買いで株主重視の姿勢を鮮明にし、企業価値の向上を急いでいる。

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