北朝鮮大使「核兵器は自衛、米の脅威に対抗」 安保理会合で演説

2017/12/16 3:53
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【ニューヨーク=高橋里奈】北朝鮮の慈成男(チャ・ソンナム)国連大使は15日、国連安全保障理事会の北朝鮮核問題に関する閣僚級会合に出席し、「核兵器の保有は米国の核の脅威に対する自衛策として避けることができない」と演説した。国際法にも違反していないと正当化し、緊張の高まりは米国に責任があると強調。「誰が何と言おうと、世界最大の核軍事国家として大きな発展を達成すべく前進する」と述べ、核開発を進める考えを改めて示した。

安保理会合に北朝鮮の大使が出席することは異例。今回の閣僚級会合は12月の議長国である日本が主催した。慈氏は声明の冒頭で北朝鮮問題をテーマにした日本を「可能な限り最も強い言葉で非難する」とし、会合は「北朝鮮のすばらしい強さに恐れをなした米国の陰謀による窮余の策だ」と反発した。

米国をはじめ安保理の理事国の多くが言及した国際社会との対話については触れなかった。だが「北朝鮮は責任ある核大国、また平和を愛する国として、国際社会に対し核不拡散の義務を忠実に守る」と語り、先制攻撃の可能性などは示唆しなかった。

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