特例農業法人の酒米使った日本酒4種 JR東など
JR東日本などは15日、新潟市の国家戦略特区を利用して2016年に設立した特例農業法人、JR新潟ファーム(新潟市)の酒米を使った日本酒の発表会を開いた。2年目の今年は新たに吉乃川(長岡市)と君の井酒造(妙高市)が参加し、新潟県内4社が醸造した。いずれも「新潟しゅぽっぽ」ブランドで16日から売り出す。

新潟しゅぽっぽは16年に誕生。同年から取り組んでいる越後鶴亀(新潟市)や今代司酒造(同)を含む4社が計4種類の純米吟醸酒を造り、県内の駅売店などで販売する。希望小売価格は720ミリリットル入りで1780円、180ミリリットル入りは540円にする。
味は酸味の強いものや辛口など酒造会社がそれぞれ特徴を出した。今井政人JR東新潟支社長は「特徴がそれぞれ異なる上・中・下越の酒がそろった。新潟の発信力を強化して交流人口の拡大につなげたい」と期待した。
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