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全国初のドライブスルー葬儀場、長野・上田市に完成

車に乗ったまま葬儀に参列できるドライブスルーシステムを併設した全国初の葬儀場が長野県上田市に完成し、15日に報道陣に公開された。高齢者や障害者でも無理なく葬儀に参列できるようにと、竹原重建(上田市、竹原健二社長)の子会社が開発して特許を取得。冠婚葬祭の愛昇殿グループのレクスト・アイ(同、荻原政雄社長)が新設の上田南愛昇殿葬儀場に導入し、17日から運営を開始する。

ドライブスルー用の窓口でタブレット(多機能携帯端末)を使い、車内で名前や住所を登録して香典を係員に渡し焼香する。喪主らは葬儀場のモニターで来訪を確認する。焼香にかかる時間は3分程度だ。

「介護を受けている人など、焼香に来たくても来られない人が多い。ドライブスルーは簡略化ではなく、そういう人たちに来てもらうためのもの」と、荻原社長は話す。

開発した竹原社長は「最初は不謹慎という声もあったが、最近は高齢者や障害者のためにすごいことを考えてくれたと評価する声が圧倒的。高齢化が進む中で、葬儀も時代に対応していく必要がある」と語る。同社には神奈川、千葉、福岡などの葬儀社4社からも引き合いがあるという。

15日の公開には英国やドイツなど海外メディアも取材に訪れた。

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