2019年2月23日(土)

妊娠高血圧症候群検査、負担軽く 上武大が新測定法

2017/12/15 0:30
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上武大学は14日、胎児の発育不全や流産などの原因となる妊娠高血圧症候群(PIH)の新たな測定法を開発し、特許を申請したと発表した。より簡易な方法にすることで、検査にかかる時間や費用を軽減できる。今後は医薬品メーカーなどと連携して診断薬の開発を進め、大病院だけでなく小規模な診療所への普及を目指す。

渋谷正史学長(左)が所長を務める医学生理学研究所が開発した(14日、群馬県庁)

渋谷正史学長が所長を務めている同大学の医学生理学研究所が開発し、8月に特許を申請した。新たな測定法は妊婦の血液検査で抗体として使うたんぱく質を、従来の2種類から1種類にした。大型の検査用機械でなく試験管ででき、検査結果は2時間程度でわかるという。渋谷学長によると「経費は従来の3分の1から4分の1、あるいはそれ以上削減できる」という。

上武大は15年にワクチンや検査薬を製造するデンカ生研(東京・中央)と共同研究契約を結び、PIHの診断薬開発に取り組んでいる。今後は他社を含めた共同研究を加速し「1年後をめどに診断薬を開発したい」(渋谷学長)という。

PIHは妊婦の5%程度にみられる疾患で、主な症状に高血圧とたんぱく尿がある。症状が重い場合は意識喪失やけいれん発作などが起こることもあるという。

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