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姫路城、近ツーが運営 スタッフ50人で集客

「世界遺産の国宝、姫路城にいらっしゃい」。旅行大手の近畿日本ツーリスト(KNT)関西が姫路城(兵庫県姫路市)の運営を2018年3月から担うことになった。外国人も満足できるよう城の魅力を紹介するほか、ツアーに組み込むことも視野に入れる。旅行大手が城の運営に乗り出すのは珍しいという。

KNT関西が3年契約で運営管理の委託先として選ばれた。空間づくりや場内の誘導・整備、ホームページの作成などを担う。姫路市は11年ごろから外部の企業・団体に運営委託を広げており、現在は内装デザイン大手の乃村工芸社に委ねている。姫路市は「来場者のおもてなしや集客策で旅行業の知見をフルに生かしてほしい」と期待する。

姫路城の現在の天守は江戸初期の1609年に築かれるなど、400年超の歴史を持つ。1993年には奈良の法隆寺とともに、国内初の世界文化遺産にもなった。2015年3月には、5年半に及ぶ「平成の大修理」を経て再開業した。姫路城は別名「白鷺(しらさぎ)城」とも呼ばれていたが、改修でより鮮やかになったため「白すぎ城」との異名もとる。

リニューアル直後の15年度は来場者が前年度の3倍の286万人と大阪城(大阪市、233万人)や首里城(那覇市、187万)を上回り、全国の城郭でトップとなった。16年度は約211万人と落ち着いたものの、外国人は19%増の36万5000人と過去最高だ。19言語の案内パンフレットをつくったほか、世界的な口コミサイト「トリップアドバイザー」で「死ぬまでに行きたい世界の名城」に選ばれたことなどが背景にあるようだ。

KNT関西は「まずは場内に語学堪能なスタッフらを約50人用意し、接客力を高めたい」とする。国内ツアーにも組み込まれれば一気ににぎわいが増しそうだ。ハード(施設)に続き、ソフト(運営)も衣替えする姫路城がどう変化するか注目される。

(角田康祐)

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