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関電、再稼働へ影響懸念 伊方差し止め

四国電力伊方原子力発電所3号機(愛媛県)を巡り、広島高裁が13日、運転差し止めの仮処分を決定したことで、関西電力の社内でも原発再稼働に関する裁判に影響が出ないか警戒感が強まっている。

大津地裁が2016年3月、関電高浜原発3、4号機(福井県)の運転差し止めを命じる仮処分を決定。再稼働していた3号機を停止した経緯がある。今年3月に大阪高裁がこの決定を取り消し、関電は5~6月に2基を再稼働させた。

岩根茂樹社長は大阪高裁の判決後の記者会見で「高裁レベルで安全性が確保されていると判断されたのは重みがある。今後の裁判のリーディングケースとしたい」と述べていた。大阪高裁の"お墨付き"が、今後の司法判断に追い風になるとみていただけに、今回の広島高裁の決定は不安材料となりそうだ。関電は「コメントは控える」としている。

関電は地元同意を取り付け、再稼働の手続きを進める大飯3、4号機(福井県)でも訴訟を抱えている。福井地裁が14年5月に運転差し止めを命じ、関電側が控訴。名古屋高裁金沢支部での控訴審は今年11月に結審し、判決を待つ状況だ。

原発が立地する福井県高浜町の野瀬豊町長は13日、「政策の方針と司法判断にそごが生じる状態は立地自治体として非常に困惑する」とコメント。おおい町の中塚寛町長も「国策において安全性が確認された原発が、司法の判断で稼働できなくなることは憂慮すべきだ」とした。

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