井関農機、女性向けの農業用草刈り機 操作しやすく

2017/12/13 17:36
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草刈りもかわいく便利に楽しみたい――。井関農機は女性農業者の視点を開発に取り入れた農業機械を拡充する。2018年2月に歩行型草刈り機「プチもあ」2機種を発売すると13日発表した。女性農業者の増加を背景に、現役の「農業女子」が開発に参加した。操作手順のわかりやすい表示やデザインの親しみやすさで、女性を中心に幅広い需要を取り込む。

「プチもあ」は女性でも操作しやすい

「プチもあ」は自走する機械の後ろを作業者が歩きながら操作する「歩行型」の草刈り機で、田畑の雑草管理や休耕田、傾斜地などの草刈り作業に用いる。レバーを小さくして握りやすくするなど、女性にも扱いやすい機構を採用した。

「エンジンの始動方法が分かりにくい」などの要望に応じ、操作方法を本体のステッカーや動画ガイドでわかりやすく説明。親しみやすいデザインや色合いなど外観にも配慮した。価格は税別で30万3千円からで、年間150台の販売を目指す。

「プチもあ」は農林水産省が実施する「農業女子プロジェクト」の一環で手掛ける農機の第3弾。農業従事者の減少で、収穫や出荷などで補助的な作業を多く担ってきた女性が農機を操作する需要が拡大している。日本では休耕田が増えるなど草刈り機への需要が高まっているが、従来の大型の草刈り機では傾斜地でバランスを崩してしまうなどの問題があった。農作業者の高齢化や人手不足の問題から、女性でも使いやすい草刈り機を導入する。

井関農機は15年6月に第1弾のトラクター「しろプチ」を発売。16年12月には第2弾の小型耕運機シリーズ「ちょこプチ」を発売していた。これらは女性の使いやすさを重視した結果、高齢者や男性が購入することもあったという。「プチもあ」も「幅広い年代の人にも使いやすい商品となった」(同社の木下榮一郎社長)と、女性以外にも幅広い需要を見込む。

13日の発表会では、クラッチの操作をしなくても前後に進む方向を切り替えられる機構を採用するなど、使いやすい設計にしたトラクターなどもあわせて発表した。

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