2018年11月22日(木)

余剰電気をEVに充電 東電と日産が実証実験

2017/12/13 14:13
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東京電力ホールディングス日産自動車は13日、電力事業で余った電気を電気自動車(EV)の蓄電池にためる実証実験を始めると発表した。電気が余った時間帯で所有者にポイントを付与し、EVに蓄電してもらう。東電は天候で変動する太陽光発電などの再生可能エネルギー発電の影響の低減させ、日産はEVの活用拡大を狙う。

13日から来年1月末まで、EVを所有する日産社員と、EVを借りた東電社員の計45人が参加して実証を行う。東電が日産の技術を基にシステムを構築する。

天気予報を基に電力系統の電気が余る時間帯をスマートフォンで知らせ、その時間帯にEVに蓄電するとインターネット通販で使えるポイントを付与する。蓄電に協力する所有者を増やすために最適なポイントの数や時間帯ごとのデータを集める。

電力事業では電気の需要と供給を一致させる必要がある。導入が進む太陽光などの再生エネの発電量は変動するため調整が難しい。そこで複数の再生エネ発電の設備や蓄電池を遠隔制御して需給を調整する仮想発電所(VPP)の技術が注目されている。今回の実証もこの技術を活用する。

ただ、EVを使ったVPPの実用化には数万台規模の制御が必要という。EVの拡大を見据え、今回の実証で知見を蓄える。東電はEVから住宅へ放電するシステムの開発も進める。

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