米商務長官、日本や中国とのFTA交渉開始に意欲

2017/12/13 8:59
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【ワシントン=鳳山太成】ロス米商務長官は12日、首都ワシントンで講演し、「米国が、欧州や日本、中国といった主要な貿易相手国・地域と自由貿易協定(FTA)を結んでいないのはとても珍しい状況だ」と述べ、FTA交渉の開始に意欲を示した。トランプ政権は日本や中国との貿易赤字を問題視しており、通商交渉を通じて圧力をかけたい構えだ。

ロス氏は米国が主要国・地域とFTAを結んでいない理由について「米国の関税が他国よりもかなり低い」と指摘。関税を取引材料にしにくいため交渉が難しいとの見方を示した。トランプ政権はこうした状況を乗り越えてFTAを求めていくという。

トランプ政権は日本とのFTA交渉に意欲を示しているが、日本側には農産品などの市場開放を求められることを警戒して慎重な意見がある。

商務省はこのほど、中国からのアルミ材が不当に米国で安く輸入されていないか制裁措置も視野に自発的な調査を始めた。ロス氏は「必要なら今後も実施していく」と述べ、貿易の不正行為に厳しく対処する考えを表明した。

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