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業績ニュース

昭電工、営業益66%増の700億円に
今期上方修正 石化・黒鉛電極が好調

2017/12/12 20:30
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昭和電工は12日、2017年12月期の連結営業利益が前期比66%増の700億円になりそうだと発表した。43%増の600億円と見込んでいた従来予想を引き上げた。市況改善で石油化学製品の収益性が高まった。電炉メーカーが鉄スクラップを溶かすときに使う黒鉛電極の需要も増えた。

売上高は15%増の7730億円と、従来予想を110億円引き上げた。買収した独SGLカーボンの黒鉛電極事業が売り上げに貢献する。一方、同事業買収で計上するのれんの算出などは精査中として、210億円と見込む純利益予想は変えなかった。

石油化学部門で製造する基礎化学品のエチレンや各種の汎用樹脂は、他社の生産トラブルで需給が逼迫し、東アジアの市況が改善した。販売価格と原料価格の差が開いて利益率が上向いた。

電炉で使う黒鉛電極は中国の環境規制の余波で需要が高まる。中国で違法な粗鋼生産の取り締まりが厳しくなり、代わりに環境基準を満たす電炉メーカーが増産に動く。

現行の中期経営計画では、16年12月期~18年12月期の累計営業利益1430億円との目標を掲げる。18年には大分コンビナートの大規模定期修理があり石油化学部門の利益水準は下がりそうだが、森川宏平社長は「(目標の)大幅な超過を達成する」と自信を示す。

18年末には、19年12月期から3年間の次期中計を発表する予定だ。半導体製造時に使うガスなど成長領域の拡大と、石油化学といった成熟領域の効率化により、同期間の営業利益累計額は2000億円規模となる見通しという。

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