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ロシア・トルコ首脳が米非難 エルサレム首都認定

【イスタンブール=佐野彰洋】ロシアのプーチン大統領は11日、トルコの首都アンカラを訪れ、同国のエルドアン大統領と会談した。米トランプ政権がイスラエルの首都をエルサレムと認定した問題を巡り、エルドアン氏は「無責任な決定が緊張を生み出している」と改めて米国を非難。プーチン氏も「地域の問題を不安定化させている」と足並みをそろえた。

首都認定問題への対応を協議するため、イスラム協力機構(OIC)議長国のトルコは13日にイスタンブールで臨時首脳会議を開く。プーチン氏はオブザーバー資格を有するロシア政府も参加すると発表した。

最新鋭地対空ミサイルシステム「S400」のロシアからの購入について、エルドアン、プーチン両氏は契約手続きの完了が間近との認識を示した。北大西洋条約機構(NATO)を通じてトルコと同盟関係にある米国は、ロシア製兵器の導入に懸念を示している。

2015年11月に起きたトルコ軍によるロシア軍機撃墜事件で、両国関係は大きく冷え込んだが、16年夏にエルドアン氏がプーチン氏に謝罪して関係が改善した。その後は頻繁に往来し、会談を重ねている。

トルコでの原発建設や、ロシア産ガスをトルコに送る天然ガスパイプラインの建設など、経済面でも関係を深めており、両国にイランを加えた3カ国はシリア和平の推進でも協力関係にある。

プーチン氏は11日、トルコ訪問に先立ち、シリアとエジプトも訪れた。シリアは事前に予定を公表していない電撃訪問で、同国のアサド大統領と会談。過激派組織「イスラム国」(IS)を壊滅させたとして、駐留ロシア軍の一部撤退を表明した。

わずか1日で中東3カ国を回ったプーチン氏の強行軍の背景には、18年3月の大統領選を控え、中東におけるロシアの影響力と自らの頑健ぶりを同時に誇示する狙いがあったとみられる。

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