シスコのチェンバース氏退任「デジタル変革、成長に不可欠」

2017/12/12 6:18
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【シリコンバレー=佐藤浩実】米シスコシステムズは11日にサンノゼ市で株主総会を開き、「中興の祖」であるジョン・チェンバース会長の取締役退任を決議した。チャック・ロビンス最高経営責任者(CEO)に促されて登壇したチェンバース氏は「デジタル変革なくして企業の成長はない」と強調。シスコを率いた約20年間を振り返り、株主らへの感謝を述べた。

チェンバース氏はIBMなどを経て1991年に営業部門の責任者としてシスコに入社。95~2015年の20年余り、CEOを務めた。インターネット普及の波に乗ったほか、M&A(合併・買収)も積極的に実施。CEO就任時に12億ドル(約1360億円)だった売上高を40倍の480億ドルに成長させた。

近年はルーターやスイッチといった機器の販売から、セキュリティーなどソフトを主体とする事業構造へ転換を進めた。会長兼CEOとなるロビンス氏は売り切りでなく、継続的に使用料を払ってもらう「サブスクリプション型」の事業を伸ばすと説明。「莫大な数の機器がネットにつながるようになり、ネットワークの重要性はますます高まる」と話した。

シリコンバレーの有力企業では、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)のメグ・ホイットマンCEOも18年初めに退任する意向を示している。

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