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イシグロ氏にノーベル文学賞授与 「小説の窓広げた」

【ストックホルム=共同】今年のノーベル賞の授賞式がスウェーデンの首都ストックホルムで10日夕(日本時間11日未明)開かれ、長崎出身の英国人作家カズオ・イシグロ氏(63)に文学賞が授与された。続いて記念の晩さん会が開かれた。

市庁舎の「青の広間」で開かれた晩さん会には、えんび服やロングドレスで盛装した王族や招待客ら約1300人が一堂に会して、華やかな雰囲気に包まれた。

授賞式で、イシグロ氏はカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を受け取った。選考主体のスウェーデン・アカデミーのダニウス事務局長は、イシグロ氏が本を書くたびに新たな分野を開拓したとして「小説の窓は常に開かれてきた。イシグロ氏はそれをさらに広げた」と高く評価した。

授賞式会場には妻ローナさんや長女ナオミさんも含む1500人以上が出席。物理学賞の重力波望遠鏡「LIGO」のチームを率いた米国の3氏や、医学生理学賞、化学賞、経済学賞の受賞者にも、それぞれメダルが授与された。各賞の賞金は900万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)。

イシグロ氏の代表作は英ブッカー賞受賞作の「日の名残り」や、「わたしを離さないで」など。

文学賞は日本出身の作家としては1968年の川端康成、94年の大江健三郎氏に次ぎ3人目で、23年ぶり。

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