2017年12月11日(月)

GDP年率2.5%増に上方修正 7~9月、設備投資上振れ

経済
2017/12/8 10:40
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 内閣府が8日発表した7~9月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.6%増、年率換算で2.5%増だった。速報値(年率1.4%増)から大幅に上方修正した。民間企業の設備投資が上振れしたほか、在庫の積み増しが成長を押し上げた。

 プラス成長は7四半期連続。過去と基準が異なるため単純比較できないが、1987年4~6月からの8四半期に続く約29年ぶりの長さとなる。速報値の段階では、99年4~6月からの8四半期のプラス成長以来だったが、修正した。

 物価変動の影響を加味し、生活実感に近いとされる名目GDPは0.8%増、年率で3.2%増(速報値は年率2.5%増)だった。内閣府は「緩やかな上昇が続いている」と説明している。

 設備投資は実質で前期比1.1%増と、速報値の0.2%増から大幅に上方修正。訪日外国人(インバウンド)への対応で、サービス業による施設などへの投資が伸びた。金融業の投資も増加。財務省の法人企業統計で企業の投資実績が判明したため、推計し直した。

 民間在庫は速報段階でGDPを0.2%分押し上げていたが、改定値では0.4%分に拡大した。基礎化学製品の原材料段階などで企業が在庫を積み増した。企業が商機を逃さないよう、積極的に在庫を増やす在庫積み増し局面に変わっている。在庫が増えると付加価値を生んだとみなされ、GDPの押し上げ要因となる。

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