2017年12月16日(土)

米大使館のエルサレム移転「急がず」 国務長官

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2017/12/8 9:36
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 【ウィーン=古川英治】ティラーソン米国務長官は7日、訪問中のオーストリアの首都ウィーンで記者会見し、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定した問題について「エルサレムの地位を決定付けるものではない」と主張した。トランプ氏が指示した駐イスラエル米大使館のエルサレムへの移転に関しては「急いで実施するわけではない」と述べた。

イスラエルのネタニヤフ首相やトランプ米大統領のポスターを燃やして抗議するパレスチナ人(7日、ガザ)=AP

 ティラーソン氏は、欧州安保協力機構(OSCE)がウィーンで開いた閣僚会議に出席した。イスラエルの政府や裁判所がすでにエルサレムを拠点としていることを挙げ、トランプ氏の決定は「現状の承認」と説明した。ティラーソン氏はこの問題で大統領に反対したと報じられている。

 ティラーソン氏は同日、閣僚会議に出席したロシアのラブロフ外相と会談した。ロシアメディアによると、ラブロフ氏は米国がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことに懸念を表明した。核・ミサイル実験を強行する北朝鮮については、米国との直接対話を求めているとティラーソン氏に指摘。ロシアが米朝の対話を仲介する用意があるとも伝えたという。

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