2017年12月11日(月)

保育園に落下、米軍用品か 沖縄・普天間基地近く

九州・沖縄
社会
2017/12/7 20:46
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 7日午前10時20分ごろ、沖縄県宜野湾市野嵩2の「緑ケ丘保育園」の屋根で大きな音がし、円筒状の落下物が見つかった。けが人はなかった。政府関係者や県などによると、同時間帯に米軍のCH53大型輸送ヘリコプターが付近を飛行していた。防衛省や県警は、米海兵隊が落とした可能性が高いとみて調べる。

 現場は米軍普天間基地から最短で東約300メートルの住宅地。落下物はプラスチック製のようなもので、長さ約9.5センチ、直径約7.5センチ。ヘリの回転翼に異常がないかを検出する計器のカバーとよく似ているという。表面に英語で「飛行前に取り外す」などと書かれていた。

 普天間基地では同日午前10時15分ごろ、CH53が離陸し、保育園の方角へ飛行。約5分後、保育園で「ドン」という音がしたという。

 米海兵隊は取材に「われわれはこの報告を真剣に受け止め、事案を調査している」とコメントしたが、落下物の詳細を明らかにしなかった。

 沖縄県の翁長雄志知事は「一歩間違えれば重大な人身事故につながりかねない」として、防衛省や米軍に速やかな事実確認を求める考えを示した。

 小野寺五典防衛相は「米側から詳細な情報が得られ次第、沖縄県や地元に説明する」と述べた。

 保育園では当時、屋根の下の部屋に幼児8人と職員2人がいた。園庭には数十人の園児が遊んでいた。主任保育士の名護タケさん(78)は「危険を常に感じていた。落下地点が少しずれていたらと思うと、ぞっとする」と声を震わせた。

 普天間基地所属の米軍ヘリCH53を巡っては、今年10月、同県東村の牧草地で不時着し炎上。2004年には宜野湾市の沖縄国際大に墜落し、米兵3人がけがをした。

〔共同〕

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